健やかな成長を願って飾る 花菖蒲

# コラム

2026年4月24日

5月5日は「こどもの日」。
かぶとや鯉のぼりと並んで、
「花菖蒲」を飾るご家庭も多いのではないでしょうか。
花は昔から日本の行事や願いと深く結びついてきました。
今回は、ご家庭で気軽に楽しめる花菖蒲の豆知識と活けるときの
ちょっとしたコツをご紹介します。

花菖蒲ってどんな花?

端午の節句でよく見る紫や白の大輪の花は、アヤメ科の「花菖蒲」です。
実は「菖蒲湯」に使う香りの強い葉菖蒲(サトイモ科)とは別の植物。
漢字は同じ「菖蒲」ですが、用途も特徴も違うことは意外と知られていません。

花菖蒲は、初夏に咲き
すっと伸びる剣状の葉と花弁の根本には黄色い筋(黄斑)が入っています。
江戸時代から品種改良が進み、今では数千もの品種があるといわれています。

なぜ「こどもの日」に葉菖蒲を飾るの?

端午の節句は、もともと中国由来の厄除け行事。
日本に伝わった後、「菖蒲」という言葉が

尚武(しょうぶ)=武を尊ぶ
葉の形が刀に似ている

ことから、子どもの健やかな成長や強さを願う象徴となりました

観賞用としては香りのない花菖蒲が用いられ、
「凛として、まっすぐ伸びる姿」に、
こどもの健やかな未来を重ねてきたのです。

おうちで楽しむ花菖蒲のポイント

 「このお花は、まっすぐ元気に育ってねという願いがこめられているんだよ」
とお子さまに伝えながら一緒に飾っていただいたり、
一緒に咲いたお花の形を観察するのもおすすめです。

活け方ワンポイント

①水揚げをしっかり
茎を水の中できる「水切り」をすることで
水の吸い上げがよくなるので、花が長持ちします。

②花瓶の形は背が高めで細めが◎
花菖蒲の姿の魅力は縦のライン
高さのある花瓶に1~3本を
すっきり活けるのがおすすめです。

③葉は全部使わなくても大丈夫

葉を整理すると、花が引き立ちます。
いらないなと思う葉は思い切って間引くとよいです。


健やかな成長を願うこどもの日。
凛とした花菖蒲を囲んで、
優しい季節のひと時をお過ごしください。

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