ルポゼフルールをはじめ、イオン各店に葉しょうぶを出荷してくださる河野さんを訪ねて茨城県に行ってきました。
葉しょうぶはサトイモ科の植物で、5月5日端午の節句にお子さまの健やかな成長を祈ってお風呂に入れてしょうぶ湯とします。同じ時期に店頭に並ぶ花しょうぶはアヤメ科でこの葉しょうぶとは別の植物です。
イオンに葉しょうぶを出荷してくださる河野さんは米農家の4代目です。約40年前にお父さまの代から葉しょうぶ栽培を始めました。
端午の節句前の繁忙期は、約40人で葉しょうぶの収穫や袋詰め、箱詰めをします。
葉しょうぶは根元からしっかり刈り取らないと芯が抜けてしまうため、機械に頼らずすべて人の手で収穫します。根に養分があるため、根を大事に収穫します。葉しょうぶを育てるのには約1年かかります。収穫が終わった土地は整備して、夏前には来年出荷するための葉しょうぶを植えます。
すべて人の手で収穫
根を大事に収穫します
収穫した葉しょうぶは、畑のすぐ横にある洗い場で泥を落とします。水は地下水を使用しているので、冷たくて気持ちが良いです。湿地で育った葉しょうぶは、収穫直後は泥がたくさんついているため、大きな水槽に溜めた水できれいに洗います。
収穫した葉しょうぶの泥を洗います
地下水を利用しています
収穫後、水洗いした葉しょうぶの袋詰めをしていきます。葉しょうぶは風にあたると劣化が進み、黄色く変色してしまうためビニールカーテンが付いた小屋の中で作業をします。規格に合わせて一束ずつ重さを測り、袋詰めをしたら段ボール箱に詰めて納品します。
風での劣化を防ぐビニールカーテン
袋詰めも一つ一つ重さを測って手作業です
約40人で作業します
季節の香りを丁寧に箱詰めします
こうして丁寧に届けられた葉しょうぶ。
上のようにお試しサイズにしたものをご用意している店舗もありますのでぜひ季節の香りをお楽しみください。