ここ山形県西置賜郡白鷹町は冬には1m程の積雪があり、標高の高さが桜の栽培に適しているそうです。
訪れたのは11月。晩秋とは思えない位暖かな日でした。桜は落葉している葉が多いほど花芽が沢山つくそうです。
啓翁桜(けいおうさくら)は切花用の桜の品種です。枝が柔らかいのが特徴で切花用に適しています。
山形県は啓翁桜の促成栽培にいち早く取り組みお正月から桜が楽しめるようになりました。
イオンに啓翁桜を出荷して貰っているサンファームしらたかの樋口さんは啓翁桜の他、スモークツリーやツルウメモドキなどの枝物を生産している農家さんです。広大な面積と肥沃な土壌で県内でも指折りの生産農家さんです。
1つの株は20年経ったら植え替えます。若い苗木も同時に育てており、ある程度大きくなったら植え替えます。
枝は全部伐採してしまうものと半分だけ残す半伐採をしている株があるそうです。その木の健康状態を見ながら切り出し作業を11月上旬頃から始めます。
花芽を沢山つけるために、サンファームしらたかさんでは4月に環状剝皮(かんじょうはくひ)を行います。
桜の皮を剥いて成長を止め花芽を多くつけさせる技術で栽培しています。
出荷本数は年間9万から10万本。量販店用の70㎝サイズからホテルなどの生け込み用に使われる長い枝まで出荷しています。切り出された桜は温室に入れられ促成栽培を施します。まず桜を40度のお湯に浸し薬品処理をします。眠っている花芽を覚まさせる為です。そこから温室にいれ花芽を大きくします。促成期間は20日程だそうです。
そうして大切に育てられた桜はふっくらとして丸い花芽が沢山付きます。今年の桜もとても良いとの事です!ぜひご自宅で桜を飾ってひと足早いお花見をしてみませんか?
又、この時期のギフトにも最適です。ぜひ全国イオン直営の花売場までお越しください。