【矢祭園芸】育種のカリスマが作るカーネーション

# 産地レポート

2023年4月20日

イオンショップに掲載しているカーネーション「マジカルチュチュ」を筆頭にカーネーション「アイラブユー」、「ゆきかなで」、ツリーのようなミニトマトを生産する福島県の矢祭園芸さんを訪ねてきました。カーネーション「マジカルチュチュ」とツリーのようなミニトマトは矢祭園芸さんのオリジナル品種です。

矢祭園芸さんは福島県東白川郡矢祭町の水と緑がきれいな山間地で花、果実を生産しています。育種家のカリスマでもある代表の金澤美浩さんが手掛けるオリジナル品種を中心に、高品質な商品はこれまでに180以上もの受賞歴を誇ります。
また、その功績が国からみとめられ、平成26年度農事功績表彰「緑白綬有功章」を受賞されています。他にはない特色のある産地作りに貢献しており、その取組は全国でも常に注目されています。

主にカーネーション、シクラメン、秋明菊、プリムラ類、ニオイザクラ他、多品種の花を栽培。
また、15年の歳月をかけ品種改良した国内ではめずらしい生食用のラズベリーの生産を、2020年より本格的にスタートしています。

金澤さんは生産のみならず、消費者に喜ばれる植物の研究開発に熱心であり、なかでもシクラメンはこれまでに多くの画期的な品種を生み出しています。世界的にも注目の育種家でもあり、生み出した新しい品種は国内のみならず海外でも生産されています。

金澤さんが生産する上で特にこだわっている事は「良く咲き、長く楽しめる作りと品種選び」。その為に植え付け、施肥をタイムリーに行い、株と株の間を生産効率の下がらない最大限の幅に広げ、ボリューム感のある株作りをしています。
こだわり抜いた品種、一般的な生産マニュアルにない一手間を加えることで良い株立ちに仕上げていく矢祭園芸・金沢さんの生産するカーネーション、ツリーのようなミニトマトをぜひお楽しみ下さい。

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カーネーション「マジカルチュチュ」

「マジカルチュチュ」は繊細な色合いとほのかな甘い香りが特徴のカーネーションです。咲き始めの白から次第にローズピンクへと色変わりしていきます。一鉢のなかでグラデーションが楽しめ、四季咲き性なので、母の日以降も秋まで繰り返し咲いていきます。
宿根草で少しくらいの暑さ、寒さ、乾燥にも負けないとても丈夫な品種で地植えで楽しむこともできます。

カーネーション「アイラブユー」

「アイラブユー」は花色がローズ、ピンク、白と変化し、一株から花色のグラデーションが楽しめるキュートなカーネーションです。春に最盛期を迎えた開花後もゆっくりと蕾があがり、秋頃まで開花が続く四季咲き性の品種です。

カーネーション「ゆきかなで」

「ゆきかなで」は淡雪のような純白の肌にやさしく化粧を施すように、白を上品なサーモンピンクが彩ります。名前の通りしっとり繊細な美しさが優しいお母さんにふさわしい人気の品種です。輪はあまり大きくはないですが、その分多くの花を咲かせてくれます。また花の持ちもよく長く楽しめるカーネーションです。

ツリーのようなミニトマト

茎が真っすぐに立ち上がり、横に広がらずコンパクトに育つのでマンションのベランダなど省スペースでも管理できます。扱いやすいサイズなので家庭菜園として楽しむには最適です。一般的にトマトは「脇芽摘み」の作業を施さないと実付きがよくなりませんが、この品種は芽摘みをしなくとも沢山の実を付けます。サイズはコンパクトですが食味もよく美味しい、楽しいミニトマトです。

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